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化合物評価の申し込み(受付終了しました)


化合物評価のお申し込みにおける『ご注意』

 化合物評価をお申し込みの方は,以下の化合物評価の条件をお読みください.
  1. 文部省科研費・新学術領域・がん支援・化学療法基盤支援活動班(以下、当班)による化合物評価は、抗がん剤創薬プロセスのごく早期の探索段階を支援するものである.また,抗がん剤の中で分子標的薬に位置づけられるものの開発を支援するものである.
  2. 当班による化合物評価は、がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動(がん支援)の支援対象研究者を主な支援の対象とする. それ以外に,国公私立の大学・研究所に所属している研究者も本化合物評価を依頼することができる. (民間企業の研究所に所属されている方は[email protected]までお問い合わせください.)
  3. 当班による化合物評価は無償で実施する.
  4. サンプルは,合成物・天然物のいずれでも良いが,原則構造が特定された新規低分子化合物とする.
  5. 化合物の物性等により評価をお断りする場合がある.
  6. サンプルは,必ずしも抗がん剤を目的として開発された物である必要はない.
  7. 当班による化合物評価は,原則,1研究者あたり年間15サンプルを上限とする.また,一度に申し込みが可能なサンプル数は,原則,10サンプルを上限とする.一度に10を超えるサンプル,もしくは,年間15を超えるサンプルの評価を一度に申し込む場合,当班に事前に相談するものとする([email protected]までメールでお問い合わせください).
  8. 化合物評価の申し込みに際し,依頼者は当班より, 構造式,さらに天然物の場合は原材料名の開示を求められる.秘密事項保持等の事情がある場合には依頼者は当班に開示の猶予を求めることができる.その事情を当班が正当と認められた場合当面の期間は開示が猶予されるが, その期間は原則として受け付け後最長2年以内とする.
  9. サンプルは,原則として支援活動班が用意した6つの評価系「ヒトがん細胞パネル」「プロテインキナーゼ阻害」「ヒストンデアセチラーゼ阻害」「アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害」「上皮‐間葉転換阻害」「低酸素誘導因子阻害」すべてにかけられる.また,広く化合物の評価を希望する場合には,化合物ライブラリーに寄託し,ここに挙げた6つの評価系以外に当班が用意した評価系にかけることが可能である.化合物評価依頼者は,6つの評価系のみを希望するか,化合物ライブラリーに寄託するかのどちらかを申込時に選択することができる.
  10. 化合物ライブラリーに化合物を寄託する研究者と当班は,化合物寄託時に化合物ライブラリー寄託合意書を交わすものとする(注1).6つの評価系のみを依頼する研究者は,希望すれば,当班と化合物譲渡合意書を交わすことができる.
  11. サンプルは原則としてDMSOに可溶であるもので,化合物評価に必要な最低量6 μモルを準備できるものに限る.また,化合物ライブラリーに寄託する場合は,12 μモル以上を準備できることが望ましい.
  12. 当班が用意した6つの評価系での化合物評価の結果は,依頼者に一定の様式(サプライヤーレポート)で報告される.他の評価系については個別に報告される.
  13. サプライヤーレポートに記載された化合物評価結果は基本的に依頼者に帰属する.ただし,公表の際には以下の取り扱いに従うものとする
    1. 学会発表:関係する当班メンバーと協議の上,その旨を所定の用紙で当班に報告し,当班に謝意を表する(注2).
    2. 論文投稿:関係する当班メンバーと協議の上,その旨を所定の用紙で当班へ報告し,論文中で当班への謝意を明示する.また,論文が出版されたときは,別刷り1部を当班に送付する(注2).
    3. 特許出願:当班は権利を主張しない.ただし,事前に所定の用紙で当班の了解を得るものとする.
  1. 当班及びそのメンバーは,サンプル及び活性評価結果についてサンプル提供者の了解なくして第三者に開示,漏洩,あるいは供与してはならない.ただし次の各号に該当する情報はこの限りではない.
    1. 当班及びそのメンバーがサンプル依頼以前に知っていたか,又は所有していた情報.
    2. 既に公知,又は今後当班及びそのメンバーの責によらず公知となった情報.
    3. 当班及びそのメンバーが正当な事由で第三者から入手した情報.
  2. 当班の6つの評価系における化合物評価の結果および化合物の構造式は,原則,依頼者に報告されてから2年を経過した段階で,順次印刷物およびウェブ上で公開するものとする.公開に先立ち,依頼者はその旨を当班より通知される.論文発表・特許出願等の理由で依頼者が公開の猶予を希望し,その理由が支援班により正当と認められた場合は公開を猶予することができる.
  3. 報告した評価結果に基づいた論文発表の有無を調査するための電子メールが当班から送られることがある。その際,依頼者は速やかに当班に報告することとする.
  4. 当班で行った化合物評価の結果,興味ある化合物と評価され,評価依頼者が更なる高次評価を希望した場合は,当班の活動とは切り離し,当班メンバーと評価依頼者との共同研究として研究を継続する用意がある.この共同研究等の条件については,別途当事者間で協議する.

以上の条件で評価をご希望の場合,下の『化合物評価プロセス』をご覧になった上でユーザー登録サンプル情報登録を行ってください

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(注1) 化合物が所属機関に帰属する場合,研究者に加え,研究者の所属機関代表者の記名捺印が必要です(知的財産戦略大綱が発表されて以来,特許,研究成果・材料などの知的財産は,原則,研究者個人ではなく機関帰属とされています).

(注2) 謝意を明示する際の当班の正式名称.当班への報告の際には,用紙をメールに添付して下記のアドレスに送信してください.
    【連絡先】:
[email protected]

日本語文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究・がんの特性等を踏まえた総合支援活動・化学療法基盤支援活動班
英文Screening Committee of Anticancer Drugs supported by Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas, Scientific Support Programs for Cancer Research, from The Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Japan